七月下旬に千葉県、山武市にある食虫植物群落に行ってきました。
ずっと気になっていたところですが、なかなか実現せず、やっと行くことができました。
車じゃないとちょっとアクセスしにくいかも(成東駅から2.5kmくらいのようです)
植物園ではなくて、九十九里平野の一角にある湿原が食虫植物の群落なんですね。
そういえば、モウセンゴケもいっぱい尾瀬にありますし、食虫植物は栄養のすくない場所で生きていく戦略として虫を捕食しているということです。
すこし離れた駐車場に車を止め、まずは、管理棟にうかがって、氏名を記帳します。
四月から八月はスタッフのかたがひとりいらっしゃるようで、「案内しますか?」と言っていただいたので、お願いすることにしました。
湿原を知り尽くしているかんじで、花や植物のことにとっても詳しい!
こういうところの花ってすごく小さいんですよね。
荒地や湿原に生えるタカトウダイ(高燈台)。秋には紅葉するらしいです、見てみたい!
ちょっとボケてますがオトギリソウ(弟切草)。あの有名な………
湿原でよく目立つのは、コオニユリ(小鬼百合)でした。
いっぱい咲いてましたよ〜
こちらは、さらにぼっけぼけではっきりしてませんが、オミナエシ(女郎花)
どうしても背景にピントがあってしまって、カメラが花をフォーカスしてくれません〜
別のカメラで撮ったもの。
この赤い実?をつけた草の名前は(聞いたけど)わからず、、、
ナガバノイシモチソウ。花はもう咲いてないようですが、虫を捕らえる腕のような葉っぱは健在です。モウセンゴケ科だそうです。
黄色いのがミミカキグサ(耳かき草)。これも食虫植物で、地上に出ている部分ではなくて、地下茎に捕食の嚢を持つのだそうです(泥の中や水中にある)
おなじ種類で花が紫のもの。
菖蒲もありました! ノショウブといって、園芸種の菖蒲の原種だそうです。
なるほど、先人はこれをもとにして品種改良していったのですね。
どれだかわからなくなってしまいましたが、コシンジュガヤ(小真珠茅)
葉に真珠のような丸い玉をつけます。
これはなんだったか、ワレモコウ(吾亦紅)だったか…(^^;;;
こんな広々したところでした。
ヌマトラノオ(沼虎の尾)。虎の尾みたいだから???
あの向こうは用水路です。
ノアザミ(野薊)。
もう小さくて小さくて、よくわかりません> <
モウセンゴケ。標高が低くて暑いので、あの姿がここで見られるのは、初夏だそうです。
戦前から天然記念物だったのですね。
説明の看板も充実してました。
一通り見たあとは、管理棟のなかに入って、水中の植物を観察。
水槽があって、タヌキモが展示されてましたよ〜
あのミミカキグサもタヌキモ科!
とっても丁寧な展示で、よかったです。
(このブログで情報がゲットできます)
かんかん照りでもなく、風が吹いて本当に気持ちのよい日でした。
毎日ここを散歩したいですね!
真夏はたいへんだよ、と案内のかたはおっしゃってましたが、夕方は気持ちよさそうです(^^)