市原たびのつづきです。ずっと行きたかった笠森観音(笠森寺)に行ってきました!
どうもあまり知られていないようなのですが(わたしも長らく知りませんでした)、笠森寺の観音堂は「四方懸造」で建立されていて、日本で唯一のお堂だそうです。千葉県立中央博物館の歴史の部屋に模型があります。
知られていないのは、「山奥にあるから」ではないか…(^^;
周囲は県立笠森鶴舞自然公園に指定されていて、とても緑豊かな森でした。
とりあえず、まずは観音堂を目指します!ちょっとした山道です。
やはり山のなかにお寺があるということは、そこまでのアプローチのあいだに、なにがしかの意味があるのでしょうね。霊的なものとか、非日常性への切り替えとか。
松尾芭蕉も来たようです。江戸時代は(も)有名だったんだなあ。
サイトによると、奥の細道に旅立つまえくらいだそうです。
二天門(だそうです)
左方面に観音堂が見えてきました。
5分ほど登って到着! わお、岩の上に建っている!
規模こそ清水寺にはおよびませんが、山のなかにあることといい、なかなかの景色です。
建てられたのは長元元年(1028年)、現在のお堂は江戸時代に再建されたものだそうです。
スリッパに履き替え、右側の階段からお堂に上がりましょう! 拝観料はのぼってから払うようになってました。
岩のうえに直接木を据えてるんですね。
現代ではさすがにコンクリートで固めているところもありますが、ン百年も「直接」だったんだわ。よく地震で倒れなかった。
「四方懸造で、国の重要文化財です」と書いてあります。
板の隙間から下が見えるところが、コワい。
結構な高さで、下を見ていると足がすくみます〜
お堂よりも高い大きな杉の木も。
お堂のなかは撮影禁止だったので、周囲を撮ります。
一周したあとは、ふたたび階段を降りて地上へ。
昔のひとは、どうしてこういうところにお堂を建てようとおもったんでしょうか。
せっかくなので、行けるところまで周囲を歩いてみます。
正面から見て裏手側。このぶっとい木はなんだろう。
周囲が森なので(というか木しかない)、秋はまた綺麗だろうなあと想像されます。
いちおう見てまわったので、遊歩道を歩いて森のなかを散策します。
天気がよかったため、明るい森でした。
弁天谷池。
ここから、展望台があるところまで、少しだけ山登り。
けっこう急な坂をあがってみたら、この景色。
いまいち展望がよくありません(^^; もしかして、作ったときよりも木が育ってしまってる?
房総半島の真ん中あたりにある笠森寺。
決して行きやすいところではありませんが、今は圏央道もできたので、以前よりはアクセスがよくなってます。のんびりめぐるにはいいところでした(^^)