房総の海岸で化石をさがしてきました。
本格的?な化石さがしに行ったのははじめてです。
ただ、化石自体にはあまり興味はなくて、スキなのは地層なんですけど(^^;
地学好きといっても、化石マニアから火山、地層、岩石、とそれぞれあるようです。
これまたはじめて降りた上総湊駅。
「無人駅?!?」と最初はびっくりしましたが、ひとり駅員さんがいました(スイカも使えました)
房総ともなると、道端の花も自宅近くとはちがっていて、可愛いです〜
上総湊の海岸。あいにくの曇り空ですが、かんかん照りでなくてよかった!
柵でかこってあるのは、ハマヒルガオの群生を保護するためなのだそうです。
この海岸を300mくらい歩いたところに、
地層が出現。このあたりは「上総層群」(250万年前〜40万年前)の地層が堆積しています。
これは、岩坂層で、横に走るシマシマが特徴。100万年前後前。
ここからはクジラの化石が発見されています(なぜか神奈川県の博物館にあるらしい)
細かい砂や泥が堆積したもの。完全には固まっていないかんじです。
色が変わっているのは火山灰層だと手持ちの本に書かれていますが、うっかり先生に質問するのを失念してしまいました(^^;
地層が東京湾方面に傾斜しているのがわかります。
上のほうの層がないように見える地層は「佐貫層」です。
その下の礫や砂が入り乱れているのが「長浜砂礫層」。本には「長浜乱堆積層」とあります。
これらの地層は、まだこのあたりが「古東京海」の海底だったころ、「谷」だった部分で、大地震などによって土石流が発生し、それが堆積したもののようです。
おもにこの地層の中の化石をさがしました。
貝や巻貝の化石が多かったです。
外海からの波でもかなり侵食されているので、歩いていても発見できましたよ〜
白くて筋の入った化石は、ハイガイ(灰貝)だそうです。もうこのあたりにはいないんですって。