初夏の道東たび3日目〜知床五湖散策(大ループ)その2
知床五湖の遊歩道、四湖から三湖方面に歩いているとき、突然現れた、えもいわれぬ美しい池(沼?)
上の木々がそのまま水に映ってます…
水面を境に、本当に対称だったので、見とれてしまいました。
水に映ったほうの緑が一層濃く、深いです。
自然の不思議さを目の当たりにしました。
追記:
この池は、雪解け水が豊富になる今の時期だけに出現。
通称「3.5湖」というそうです。
丸い穴が空いているのがわかりますか???
クマゲラの巣だそうです。さしずめ「アパート」
木屑もその証拠!
三湖に到着しました〜
左のほうに小島があります。
三湖は、五湖のなかでもいちばん硫黄山側(知床岬側)に位置する湖で、この池をぐるっとまわって、二湖、一湖(高架木道)方面に行き、来たところにもどるようになっています。
ガイドさんが、でっかいうろのある木に案内してくれました^^
なんと、中に入れるようです!
どれどれ?と入ってみたところ…
おお、空が見える〜〜〜
木は、真ん中がなくなっても、外側さえ生きていれば、生存していけるのだそうです。
だから、シカに皮を剥がれると枯死してしまいます。
三湖から見た知床連山。
水深3m。結構深いですね。
羅臼岳をズーム!
強風で倒れたのでしょうか。ここの自然の厳しさがまざまざと。
ひきづつき、三湖の周りを歩きました。
ネムロコウホネもあるらしいんですが……
倒木更新(^^)
落ち着きますね〜
また三湖の標識。
ああいう小島を見ると、渡ってみたくなります。
昔の人が(日本人でもアイヌ民族でも)、湖の島に「だれかいるんじゃないか」と憧れを募らせ、その気持ちが「神さまのいる島になった」のも、うなずけるかんじです。
空が映り混んでいて、綺麗です。
と、このあたりで、なんと、緊急事態発生!
ガイドさんの無線に、第二グループ、第三グループと、立て続けにヒグマに遭遇した、との連絡がはいりました(@ @)
えー!マジですか??? 今までののんびり気分があっという間に吹き飛んじゃいました。
しばらくその場で待機して、フィールドハウスからの指示を待ちました。
その結果、わたしたちのグループ(第一グループ)はもう行程の半分以上を進んでいるため、このままもどらず、先に進むように、とのこと。
つまり、「ツアー続行」。
ただ、後続の第三グループは、進むと危険、ということで、ツアー中止(第二は進んだような記憶が…)
経験豊富なガイドさんだったので、とても落ち着いていらして、何事もなくツアー再開(^^)
どうやら、先発のわたしたちが歩いているとき、付近にヒグマがいたようです(向こうが避けてくれていたっぽい)
ヒグマとすれば、「人間が行ったな〜」と出てみたら、また(次のグループの)人間に出くわした、と、、、
滅多に味わえない体験ができましたが、慎重にも慎重を重ねて、ヒグマ活動期のツアーが行なわれていると知るいい機会でした(このあと、午前中は遊歩道は立ち入り禁止に)
五湖から流れた水は、このあと地下にもぐります。
このあたりは、さっき後続のツアーが出会ったクマが走っていった方向、ということで、あたりに気を配りながら進みます。
ガイドさんは「ホイ!ホイ!ホイ!」とヒグマ避けの掛け声、そして手を叩きながら、こちらからクマに合図していました。
その3へつづく〜