sozoro nikki

そぞろ日記

春の利根川周辺たび4〜浮島(茨城県稲敷市)

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三月に行った茨城たび、その4は利根川ではなくて、霞ヶ浦にやってきました^^;

ここは、ずっと行ってみたかった、浮島というところです。

尾瀬も、いちばん最初に気になったのは浮島でして、そういう周囲からふら〜と離れているイメージのものがとくに気になります^^;

 

常陸国風土記にも出てきます。

実際に古代には製塩が行われていて、周辺の遺跡(縄文時代)から製塩土器が出土しているとか。

霞ヶ浦は海水が入りこんでいたんですね。

 

乗浜の里の東に、浮島の村有り。長さ二千歩、広さ四百歩なり。四海絶海(よもうみ)にして、山野交錯(まじ)れり。戸(いへ)は一十五烟(とをあまりいつつ)、田は七八町余あり。居める百姓(おほみたから)、塩を焼きて業(なりはひ)と為す。而して九の社あり。言も行も謹諱(つつし)めり。(常陸国風土記 信太郡)

 

http://www.rekishikan.museum.ibk.ed.jp/10_kanndayori/documents/shio.pdf

この資料によると、風土記にある「塩を焼きて」は、西日本の製塩技術が伝わったということなんですかね。


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意外にも対岸と陸続きになったのは、戦後に行なわれた干拓後だったようです。


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こういう光景は古代とおなじでしょうか。

ここを都から来たひとも眺めたのかなあ。

景行天皇や倭建命の伝説があります)

細長く飛び出たところが浮島地区で、和田公園というところに行ってみました。 


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松林が広がっていて、もしかして海だったころのなごりなんでしょうか。


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対岸は行方方面だとおもわれます。


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筑波山も見えました!

この土手のような道路には、車が結構停まっていて、釣り人が多数いました。

たしかに、のんびりリラックスするにはもってこいの場所です。

(風が強くなければ^^;)


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毎年4月には稲敷チューリップ祭りが開かれるそうですが、あいにく去年も今年も中止だったそうです…


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だれもいないチューリップ畑。


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木蓮(ですよね?)も咲き誇っていました。

う〜ん、ちかくだったら、毎週のように来ているかもしれません^^

いいところですわー

古代に栄えたのも頷けます。