先日、房総方面の道の駅に行ったとき、かねてから気になっていた長柄町横穴群に行ってきました。
史跡長柄横穴群資料館
〒297-0213 千葉県長生郡長柄町 徳増850-1
だいたい茂原の隣あたり(ざっくりすぎる紹介)
案内板をみて、ふむふむ…
いっぱいありますね。
こことか、
このPDFにくわしいです。
どうやら古代は、このあたり、海に面していたっぽく。
ずいぶん内陸まで海来てたんだな、と。
とりあえず、見学できる横穴墓に行ってみます。
資料館と駐車場のある広場からちょっと小高い丘のようなところに築かれていました。
げげ!道が崩れてます。これは、九月か十月の台風の影響か。
側溝が流されてしまってます。
あの案内板を見るのは危険ですね。
この横穴墓、第一から第四支群まであって、見に行ったのは第三支群。
中がのぞける14号に上ってみることに。
見学用の階段が設置されてます。
行けるのはここまで。
この長細い場所がどうやら重要らしく。
奥はこんなかんじで、一般的な横穴墓とはちがいますね。
茨城で見た横穴墓は、ただ横穴を掘っただけのものでしたが、長柄横穴墓は、なんというか、とても古墳に近いです。
13号では線画も発見されているそうです。
その13号墓。保存のためか入れないようになってます。
レプリカが資料館にあるとか。
第2支群とおぼしきところでは、工事が行われてました。
きっと台風の被害を直しているんでしょうね。
なので、近づけず。
広場ではこんな注意看板。
出るんだー
資料館にあった説明文。
中に入るには、インターホンを押して職員のかたに来てもらう必要があるため、申し訳ないのでパスしました。
ここの横穴墓は、めずらしい高壇式という形式なんだそうです。
一段高いところにご遺体を置いて、そのまえで儀式を行ったのだと想像されています。
前方後円墳の前方部の小型版かなあ。
作られたのは七世紀末から八世紀にかけてだそうですが、出土品がないのでくわしいことはわからないとか。
中央ではいよいよ律令国家の完成期、上総の国ではどうだったのでしょうか。
この秋の台風と大雨の影響なのですが、道の駅ながらから茂原に抜ける県道(茂原街道)とか、道のそばの山が崩れていて片側通行になっているところが何か所かありました。茂原の広い公園には災害ごみもまだ山積みで。
東葛地方では実感できなかった災害も、このあたりでは大変なことに。
道の駅も通常営業でしたし、買えるものは買って応援したい。