翌日の朝、起きたら、やっぱり?雨でした〜〜〜(> <)
宿の衛星テレビの気象情報を見ても、朝から雨。こりゃきょうもダメだなあとおもいつつ、「きのうも似たような天気予報だったし、もしかしたら晴れるかも?」と、取りあえず出発することにしました。
こういうとき、ネットに繋がってないのが残念です。リアルタイムで雨雲の状況見られますしね…次々に雨雲がかかりそうなら予定変更できますが、簡単な「小雨がつづく」程度の情報だとなかなか的確な判断ができません。
まあ、雷雲が来てるんじゃないから、たとえずっと雨でも大丈夫だろうとおもって山小屋を出ました。
管理人さんにも伝えたので(やめなさいとは言われなかった)、そのへんの判断は万全に。夜中しっかり寝られていて寝不足ではなかったです。寝られてなかったら断念してました。
三本カラマツにもお別れ〜〜〜また来るねー!
大江湿原を横切って、ちょっと沼尻方面に進み、長英新道分岐を右に行きます。
ここからアプローチの長い長英新道です!
最初はこういう森林のなかをひたすら歩く。
道が連日の雨でぬかるんでいて、たいへん歩きにくい!水たまりもたくさんある…… 長英新道の半分くらいまでは足元ばっかり見てました。徐々に高度をあげていくかんじです。
行程の半分すぎると周りの木が低くなっていき、植生が変化してきたのがわかります。道もぬかるみではなく山砂っぽくなっていく。石も多くなる。そして、雨も降り続く^^;
山の上のほうまで来ると、スマホの電波も入るようになりました。そこで雨雲のチェックをすると、やっぱり雨〜〜〜 2、3mm程度なのが幸いです。
頂上はまだか〜と歩いていると、御池から登ってきたひとに出会いました。
「頂上はすごい風でものすごく寒かった」と………ひょえ〜〜〜
あと、登山道の巡回をしているらしきかたがたに出会いました(長英新道を往復されていた)これから御池に行きたいと伝えると、一瞬「え!」という顔をされ、「頂上、気をつけてくださいね」と教えていただき^^;;;
こうなると、「一体どうなってるんだ」とびくびくするやらドキドキするやら。
それでも、向こうに車があるので、行くしかありません。
なんとか、ミノブチ岳に到着。平らなので「ここではないよな」とさらに突き進む〜
ハイマツや熊笹?の平坦な道を行き(↑)
さらにごつごつした岩場を這い上がり(↑)
(天候がよかったら、逆に、こういうところは大好き!)
やっと、俎嵓に到着〜〜〜 「ここまで長かったー!」と言いたいけれど、それどころじゃありません。教えてもらったとおり、ものすごく寒い!そして強風!
カメラを取り出している場合じゃないんだけど、来た証にとおもって、一枚だけ撮りました。本当、動いてないとマジで低体温症になります。人生初体験です。
とにかく、一刻も早く山頂の強風から逃れるのが先決だと、下山開始。
が、これまた登りよりもカコクではないかとおもうくらいの悪路です。
岩がごつごつしていて、水は大量に流れているし(すべるし)、熊笹は生い茂ってるし………
「途中、ガレ場で迷いやすい」との情報を得ていた場所は、「普通に歩いていれば見失うことはありませんよ」と山小屋のご主人に教えていただいていたので、大丈夫でした。なんでも、残雪の時期に迷いやすいんだとか。
一カ所「ロープ張ってある、間違えたか?」とおもったところがありましたが、すぐにわかりました(でもひとりじゃあぶなかったかも^^;;;)
40分ばかり降りてきたら、熊沢田代が見えてきました〜〜〜
危なっかしい木道ですね。
キレイ〜〜〜(雨でも)
キンコウカもいっぱい咲いてましたよ〜!
ちょっとわかりづらいですが(^^;
たぶん、尾瀬沼方面…
だんだんガスってきた。
おそらく、こういう光景がいちばん多いからこそ、湿原が保たれているのでしょう。寒くなければ、ずっといたかったです。
熊沢田代に別れを告げ、さらに下ります。
途中、ちょっとした湿原がありました。
最初、「広沢田代かな?」とおもいましたが、規模が小さいので別のですね。
もはや、どこで撮ったのかわからず(^^;
岩場とちがって、湿原はとても歩きやすいです。(ぜんぶこうだったらいいのにw)
やっと、広沢田代到着〜 池塘がいっぱい!(わーい!)
池塘に落ちる雨粒がおもしろかった。心なしか弾んでるような気が。
こういう光景が本来の(以下略)
枯れてるのかな? 紅葉はしないはず…
川ではなく登山道です(^^; こういうところをガンガン下りてきました。
永久に御池に着かないのかとおもいながら、「この一歩が登山口への道!」とひたすら固まった足を動かすのみ。
燧裏林道との分岐に、ようやく到着! 頂上から3時間半くらいかかったでしょうか。
このまま進めば御池駐車場。すでに筋肉痛で足ががちがちです(^^;
よく下りてきたなあ〜としみじみ。
このあと、売店前のベンチでちょっと休憩して、御池ロッジの日帰り入浴を利用して(宿泊者なので割引してもらった)、4時にロッジを車で出発。6時間かけて家にたどりつきました。
足が疲れてて、ブレーキを踏みにくかったけれど、「ゆっくり安全運転」を貫きましたよ。日が暮れて雨が降り出した峠道で、後ろの車にえらい煽られましたが、無視!
東北道も外環道も混んでなくて、ラッキーでした(天気には恵まれませんでしたが、道路状況には恵まれましたw)
しかし、雨の燧を登りきったので、貴重な経験ができたとおもいます。
山で天気がいいのは少ないですから、状況判断とか装備とか経験しないとわからないこと、いっぱいあるなあと改めておもいました。次は、また燧か至仏山(山の鼻からのアクセス)、アヤメ平にも行ってみたいな〜〜〜 できれば「天気は晴れ」で!
湿気がおおいところなので、コケの宝庫ですよ〜〜〜(*^^*)