16日〜18日にかけて、「極寒の」北海道に行ってきました。そのまとめのエントリです。
春夏は行ったことがありますが、冬の北海道はおろか、冬の東北も足を踏み入れたことがないのに、正月、突発的に流氷を見たくなり、ツアーを予約しました(ちょっといろいろあって、ぷっつんキてた^^;)
行くまえの週に南岸低気圧が通ったので、「今週は大丈夫だろう」と高をくくっていたら、みごとに大雪をもたらした低気圧を追いかける形になりました。
おかげで、流氷を見ようにも海岸に近づけず(国道が通行止めになっていたため)、急遽、北見のキタキツネ牧場、層雲峡、旭山動物園の観光にシフトされました。
このあたり、添乗員さんの素早い手配で、わたしたちのツアーはまともに観光することができました。初日に知床に入ったツアーは、三日間(か四日間)ホテルから出られなかったそうです…
ということで、予想外すぎる展開になりましたが、冬の北海道はすばらしく、白い世界をおもう存分堪能してきました。冬、ベストシーズンですね!
着陸したのは女満別空港。
「雪のため引き返すことがあります」という条件つきフライトでした。「こんななか着陸できるんだ」というくらいの滑走路の積雪。
初日は紋別のホテルに向かって、宿泊。蟹料理を堪能す。
次の日は暴風雪。「ガリンコ号は終日欠航」「どうやら網走、知床には入れないらしい」とのことで、キタキツネ牧場と氷瀑まつりがおこなわれている層雲峡に行くことに。
キタキツネ牧場入り口。土産物屋さんから入場。
キタキツネがすぐそばまで寄ってきます!(^^)/ ちゃんと健康チェックしているので安全だそうです。
キタキツネ物語が脳裏に焼きついている世代なので、軽く興奮しました。
雪がふりしきるなか、動きも鈍いキツネも。
それにしても、あったかそうな毛ですね〜〜〜
ガチなケンカも至近距離。ほかにもじゃれあうキツネ、多数目撃。
(人間には向かってきませんでした)
土産物屋さんにあった(と記憶)ヒグマ(の模型?)こ、こわい…
石北峠を越えて、層雲峡に行きました。
またしても「こんなとき、こんな道路、通れるんだ!」というくらいアイスバーンの峠をバスはひた走りました…すごいスリルでしたよぉ〜
北海道のバス運転手さんの上手さにツアー一同びっくりです。
(わたしはひとりで参加です)
こういう道を通りました!線路ではないです。
氷瀑まつりよりも、裏?の山のほうがすごい!夏あそこに行ってみたい〜
「地元」なので、高梨選手の応援がたくさんありました。原田元選手も上川町の出身ですよね。
ブリザードのなか、必死で上を見上げるわたしたち。
紅葉のときはさぞ美しかろうことが想像されます…
二日目の宿泊地は、北見方面にもどって温根湯温泉です。知床に入れなかったので当然宿は変更。
旅館のひとによると、一冬で2、3回こういうことがあるのだそうです。なんという運の良さ?でしょうか。
北海道に行ってまずおどろいたのは、雪質のちがいでした。
マジでさらさらのパウダースノー。すぐ解けてしまう水分の多い雪を見慣れているせいか、とても綺麗に見えます。
ただ、軽すぎて、雪の日じゃないのに強い風が吹くと、舞い上がって視界不良になることですね。あれは運転してるとコワい(とおもわれる)
三日目、前日から女満別空港が閉鎖されているということで、帰りの空港が旭川に変更になりました。よって、二度目の(!)石北峠越えのあと、旭山動物園に行くことに。
(旭山動物園の写真は、たくさんあるので別エントリにします)
予定外の訪問地ばかりでしたが、冬の北海道をこの目、この手で触れることができて、とてもいい旅になりました。
バスのガイドさんが話してくれる説明もとても詳しくて、尊敬のまなざし。
アイヌの言葉や、北海道開拓の歴史、網走刑務所のことなどなど、豊富な知識でじっと聞き入りましたよ。
静かなとき、ぼ〜と車窓をながめるのが好きなわたしは、白い畑に点在する家々を見ながら、西日本育ちからは想像できない苦労があるのだろうと思いを馳せ、バスに揺られ。
観光という形でしか接することはできませんが、もっと冬の北海道、北海道の魅力を知りたいなとおもった旅でした。
できるなら今すぐにでも、飛行機に飛び乗りたい。
流氷はまた来年リベンジします。 宗谷地方、釧路方面にも行ってみたいです!