木更津東のうまくたの里に行ったあと、足を伸ばしてみましたよ〜
まだまだ話題の「チバニアン」一月中は最寄駅(小湊鉄道月崎駅)から土日にシャトルバスが出るそうです(とニュースで言っていた)
県道から入るところにも「チバニアン」の看板があるので、迷うことはありません。
「チバニアン(千葉時代)」は時代区分の名称ですが、まあ、こう表記するほうがわかりやすいですね!
田淵会館(公民館のような建物)に駐車場があって、十数台停められました。
現在のように「チバニアン」が認知されるまでの経過がわかります。
1991年の現地調査からスタートしてるんですね。なんと今から25年以上まえだ〜
日本ジオパークへの登録をめざしている(んですよね?)古関東深海盆ジオパーク認証推進協議会の作成です。
古関東〜はいままでイマイチ「なにがジオパーク?」とインパクトが弱かったとおもいますが、「チバニアン」のおかげで、一気に認定ジオパークに近づいたかも。がんばってほしいです!
国内外の研究者の熱いサインもありました。
田淵の地層の重要性がここに…
以上、田淵会館そばの道路に掲載されています。
地層を詳しく読み取るパンフレットもありました。
では、いよいよ地層の露頭がある養老川に向かいます。
いたってフツーの生活道路ですが、養老川までの高低差がかなりあるため、坂道になっています。
田淵に来るまでは、もっと平地にちかいところなのかとおもってました(^^; わりと「山のなか」です。
雑木林や竹林を抜け、
養老川の川べりに到着〜
じゃん! 千葉セクションです〜
川べりに降りてからすぐでした。
水もあまりなくて、長靴でなくても平気。いちおう持参しましたが。
左手のうえのほうにニュースでよく見る杭があります。
以前はそこまで登れたそうですが、注目されるようになってからは閉鎖中のようです。
露頭の大部分は逆転期のもの。
黄色は過渡期の「地磁気がふらふらしていた」時期のものだそうですが、右のほうの露頭ではかなり下のほうまであるんですよね。ちょっとこのあたりの状況がよくわからず。
左のほうはちゃんと「赤、黄色、緑」の順番なんですが、右のほう↑は上の緑のしたに赤があったり。
なかほどのはっきりわかる境界は77万年まえに御嶽山が噴火したときに堆積した火山灰の層なんだそうです。
爆発時は房総半島はまだ海底にあり、その後隆起して侵食され、現在のようになったということです。
田淵会館のところにあったパンフレット。
これによると、チバニアンは77万年まえよりも上の地層のことですね。
赤の逆転期(松山逆磁極期)はカラブリアンに属します。
地質の時代区分と地磁気の区分がごっちゃになりがちですが、たまたま?77万年まえが地磁気の逆転と地質時代の境目が一致しているということに。
まだ正式決定ではないですよ〜というアピール(?)
わらってしまいました(^^)
平日にもかかわらず、けっこうな人数のひとが見学に来てました。
地学的なものがこんなに注目されるなんて、近年ないですね!
ゴールデンスパイクが打たれることを願っています。
と、去年チバニアンで盛り上がっていたところ、日本ジオパークの再認定審査の結果が出て、茨城県北ジオパークが日本ジオパークから「認定取り消し」のなってしまいました。ショックです…
袋田の滝とかメインになる有名なものもあるのに。
う〜ん、ここはジオサイト同士がちらばっているから自治体との連携がむずかしいんでしょうか???
銚子なんかはかなりコンパクトにまとまっていますけどね。