「袋田の滝」旅です。お天気に恵まれ、暑いくらいでした^^;
日立から行ったので、峠をふたつ超えました!
とくに、常陸太田市の里美から奥久慈に行く山道が曲がりくねっていてすごかったです(県道22号線)
袋田の滝といえば紅葉が有名ですが、この時期に行ったのは、ここが茨城県北ジオパークに入っているからなのでした。
紅葉のときはひとが多いだろうし、ゆっくり見られないかもしれないとおもい、おもいきって?日立から行ってみました。車で1時間強くらいだったでしょうか。
袋田の滝は1450万年前に活動した海底火山の名残なのだそうです。
袋田の滝から男体山(茨城県)まで延長24km、幅4kmの巨大な火山ということです。
富士山の山体に匹敵するマグマ量だとか。これが、数年から数十年のごく短期間でできたらしいです。
タイムスパンの長いはずの火山活動から見ると、極めて異例なこととのこと。その活動の激しさが想像されます。
袋田の滝駐車場から滝に向かう途中で見かけた「山賊料理」のお店。
「山くじら」っていのししのことなんですね。
そこのお店の川べりから斜交層理が見えるというので寄ってみました。
(お店のかたは快く応じてくださいました)
この地層は、海底火山ができるまえ、このあたりが陸地だったころに河川の堆積物でできたものだそうです。
房総の地層にくらべて、非常に硬そうですね。1000万年以上の開きがあるからでしょうか。
入り口で料金を払って(300円)トンネルから滝にアクセスします。
行きと帰りで通る側がわかれている通り、紅葉のころはものすごく混雑するのだとおもわれます…
トンネルからすぐの第1観瀑台から見た袋田の滝。
いきなり「バーン!」と飛び出るように見えるので、非常に衝撃的でした。
好天つづきのときでしたが、それでもこの水量(と音量)
しぶきがすごい。
海底火山が噴出した溶岩のうえを、水がくだる…
黒っぽく見えますが、デイサイトという溶岩なのだそうです。
鉄分を多く含んでいて、日本列島のような島弧火山ではあまり見られず、中央海嶺のようなところでよく見られるものということです。
日本って地形的に複雑な出来かたをしてるんですね〜〜〜
西行法師も来ています(平泉に行く途中で寄ったのかな???)
「この滝は、春、夏、秋、冬、それぞれに来てみないとその良さがわからない」と言ったとかで、「四度(よど)の滝」と言われているそうです。
周囲の木々が紅葉するころは、さぞ綺麗だろうとおもわれます。
(たしかに来たくなる!)
最初は「お金いるんだ〜」とおもったのですが、第1観瀑台からのながめや、エレベーターに乗って見た第2観瀑台からのうつくしさを味わうと、「これで300円は安いんじゃないか???」とおもいましたよ〜
真新しいジオサイトの看板。
典型的な「火山角礫岩」ですね!
海中に噴出したマグマが急激に冷やされて、ひびわれたために礫のようになっています。
帰りはあの吊り橋を通って帰りました。
このあたりから、男体山や月居山への遊歩道が通じています。
今度はそっちにも行きたい!
帰りに寄った、常陸太田市の道の駅「さとみ」
このあたりの景色がとっても気に入りました!
すごく綺麗です〜〜〜 落ち着きますね〜〜〜
なんという里山らしい光景でしょうか。
我が家では「所さんの目がテン!」という科学番組を毎回たのしみにしているのですが、「科学者たちの田舎暮らし」って、そういえば常陸太田でやってるんですよね。
稲穂も黄金色に実ってます。
道の駅にあった「椎茸神社」。おもしろかったので撮ってみました。
常陸太田は想像以上にいいところでした。
このあたりから福島に抜けるルートをいつか走ってみたいです(^ ^)